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Activity

デジタルヒューマン・シンポジウム2013は終了いたしました。多数のご来訪、誠にありがとうございました。
終了後のお問い合わせは、下記までメールでお願いします。

デジタルヒューマン・シンポジウム事務局(dh-sympo2012@m.aist.go.jp, @は半角文字)

デジタルヒューマン・シンポジウム2013

ユーザが“やりたいこと”から“できること”を引き算した残りの 部分を支援する-これが、デジタルヒューマン工学研究センターが掲げる「スマートアシスト技術」の構想です。 人間機能をモデル化し知識としてシステムに組み込むことで、システム自身がユーザである人間のことを知り、その人の身体機能や状況に応じた適切な支援をできるようになると考えています。 この構想の実現に向けて、センターでは、ロボットが生活環境下の人間の身体機能や移動をセンシングする技術、生活環境のマップを作り環境をモデル化する技術、人間の位置・姿勢、環境情報に基づいて人間行動をタグ付けする技術を研究しています。 さらに、この要素技術を統合して、自律的に環境を移動しサービスするシステムを開発しています。

今年のデジタルヒューマン・シンポジウムでは、この「スマートアシスト技術」をメインテーマに位置付け、センターの最新成果をご紹介するとともに、人間生活を支援するロボット技術の最新動向としてカーネギーメロン大学・金出武雄先生の基調講演、クラウド時代のロボット技術としてGoogle・James Kuffner博士による招待講演、介護・医療・生活支援向けロボット技術としてトヨタ自動車・高木宗谷氏の招待講演を予定しております。

シンポジウム終了後には、デジタルヒューマン工学研究センターのラボにてオープンハウスを行います。 我々の研究の全てを知って頂く機会となること、そして我々の技術やその応用展開について議論する機会となることを期待しています。

持丸 正明
独立行政法人 産業技術総合研究所
デジタルヒューマン工学研究センター・センター長

新着情報

開催概要

テーマ:  人を知り人を助けるデジタルヒューマン
日時:  2013年3月8日(金)
場所: 
参加費: 無料
主催:  独立行政法人 産業技術総合研究所 デジタルヒューマン工学研究センター (DHRC)

プログラム

※詳細は変更する可能性がございます。

09:30開場・受付開始
10:00~10:15 開会挨拶
持丸 正明 (デジタルヒューマン工学研究センター)
10:15~11:05 招待講演1
人を助けるロボット技術
金出 武雄 (カーネギーメロン大学)
11:05~11:55 招待講演2
Cloud Robotics and the Future of Distributed Intelligence
James Kuffner (Google Research)
11:55~13:10昼食
13:10~14:00 招待講演3
介護・医療・生活支援向けパートナーロボットの開発
高木 宗谷 (トヨタ自動車)
14:00~14:50 研究発表1
スマートアシストのための人・環境の理解と利用機能
加賀美 聡 (デジタルヒューマン工学研究センター)
14:50~15:00休憩
15:00~15:15 研究発表2
人型ロボットの自律移動実現
西脇 光一 (デジタルヒューマン工学研究センター)
15:15~15:30 研究発表3
人体計測のためのロボットビジョン技術
山崎 俊太郎 (デジタルヒューマン工学研究センター)
15:30~15:45 研究発表4
ロボット聴覚の音環境理解に向けて
佐々木 洋子 (デジタルヒューマン工学研究センター)
15:45~16:00 閉会挨拶
加賀美 聡 (デジタルヒューマン工学研究センター)
16:00~18:00オープンハウス: DHRC見学会

招待講演

金出 武雄

「人を助けるロボット技術」
金出 武雄 (カーネギーメロン大学 教授)

これまでロボット技術は多くの想定された応用が宇宙、軍事、生産、極限作業といったものであったから、当然に知能的自律機械として、なるべく人の関与を排することを目的に開発されてきた。 しかし、日常生活において対人やアシストを目的とするロボット技術はむしろ、人とのかかわりを増すことが目的として重要であると言える。 すると、移動・操作能力を主とする従来の狭い意味でのロボット技術から、日常生活タスクの人工知能、人の理解やインターフェース、さらには人からの受容性といったことも含めた広い意味でのロボット技術を総合的に捉える必要がある。 このような視点から、カーネギーメロン大学での生活の質工学センターにおける取り組みや最近のProceedings of IEEEの生活の質工学特集号からとった話題を議論したいとおもう。

略歴:

1974年  京都大学 電子工学科 博士課程修了 (工学博士)
1976年 同 助教授
1980年  カーネギーメロン大学 計算機科学科・ロボット研究所高等研究員
1985年 同教授
1992-2001年  カーネギーメロン大学 ロボティクス研究所 所長
1993年  カーネギーメロン大学 U.A. and Helen Whitaker 記念教授
1998年  カーネギーメロン大学 U.A. and Helen Whitaker 記念全学教授
2001年  産業技術総合研究所 デジタルヒューマン研究ラボ ラボ長 (非常勤)
2003年  産業技術総合研究所 デジタルヒューマン研究センター センター長 (非常勤)
2006年  カーネギーメロン大学 生活の質工学研究センター設立 センター長
James Kuffner

Cloud Robotics and the Future of Distributed Intelligence
James Kuffner (Research Scientist, Google Research)

High-performance cloud computing has dramatically transformed how individuals and businesses manage data. "Cloud Robotics" is poised to revolutionize artificial intelligence and has the potential to speed the development of autonomous robots for home, hospital, and office environments. This talk will discuss the long-term prospects for the future development of robot intelligence as it relates to search-based AI and the rise of cloud computing.

略歴:

1999:  Received a Ph.D. from the Stanford University, Dept. of Computer Science Robotics Laboratory
1999-2001:  JSPS Postdoctoral Research Fellow at the University of Tokyo
2002:  Associate Professor at Carnegie Mellon University
2002-2010:  Invited Senior Researcher at Digital Human Research Center (AIST)
2009: Engineering Manager at Google
高木 宗谷

介護・医療・生活支援向けパートナーロボットの開発
高木 宗谷 (トヨタ自動車 理事)

トヨタはグローバルビジョンとして、「笑顔のために、期待を超えて」というスローガンを持っている。 いいクルマづくりを通して、いい町、いい社会づくりに貢献することを目指しているのである。 その中で、パートナーロボットの開発は、未来のモビリティ社会をリードする新しいライフスタイルの提案として考えている。 トヨタパートナーロボットのコンセプトは、人の役に立つ、人のパートナーとしてのロボットを目指しており、そのためには、「かしこい」能力と「やさしい」能力が必要と考えている。 そして将来の未来社会の中で、「すべての人に移動の自由を提供する」ロボットとして活躍できればと考えている。 今回、今までのパートナーロボッとの開発経緯と最近公表した、介護・医療・生活支援向けパートナーロボットを中心にご紹介する。

略歴:

1975年 早稲田大学理工学研究科修士課程修了
1975年 トヨタ自動車株式会社入社
1991-1994年  同社海外事業体 TMME (ベルギー)勤務
2001年 生産開発部 部長
2005年 パートナーロボット開発部 部長
2008年 パートナーロボット部 理事

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内部研究発表

メンバーイメージ

スマートアシストのための人・環境の理解と利用機能
加賀美 聡 (デジタルヒューマン工学研究センター スマートアシストチーム チーム長)

人に対してサービスを行うためには、自律的な移動・操作機能の上位に、人と環境のセマンティックな理解能力とこれを利用する計画や制御機能が、またそれを支えるためのディペンダブルなシステム構成法やプロセスが重要になってくると考えている。 本発表ではスマートアシスト技術研究チームの全体概要を紹介する。 はじめに三次元環境の地図作成や位置認識、その中での人流計測や人の人体寸法推定、環境中の物体認識、物体操作などの機能について述べる。 次にこれらをサービスとして組み上げていく際に重要なJST CRESTプロジェクトで研究開発しているディペンダブルな実時間OS ART-LinuxとDEOSプロセスによるアプリケーションについて紹介する。

メンバーイメージ

人型ロボットの自律移動実現
西脇 光一 (デジタルヒューマン工学研究センター スマートアシストチーム)

人型ロボットを人間生活環境で用いるための基本機能として、脚型の特徴を活かした自律移動機能実現のための研究を紹介する。 レーザ距離センサを用いた周辺の地図作製、地図中の着地位置列の計画、環境形状の計測誤差に頑健な歩行制御といった各要素技術、及びこれらを統合した自律移動実験について述べる。

メンバーイメージ

人体計測のためのロボットビジョン技術
山崎 俊太郎 (デジタルヒューマン工学研究センター スマートアシストチーム)

アクティブビジョンセンサを用いた4次元計測技術を紹介する。 高速度プロジェクタを用いた高フレームレート計測、全周パフォーマンスキャプチャのためのマルチプロジェクタカメラシステムなどの計測技術を紹介するほか、距離画像の時空間位置合わせによる運動推定、人間機能モデルDhaibaを利用した解剖学的特徴量の抽出など、人体機能解析への応用について述べる。

メンバーイメージ

ロボット聴覚の音環境理解に向けて
佐々木 洋子 (デジタルヒューマン工学研究センター スマートアシストチーム)

日常生活環境で動くロボットが、周囲で何の音がしたかを理解するための研究を紹介する。 聴覚は視覚に比べ情報量は少ないが、より広い範囲に伝播するため、呼びかけに応える、物音に反応して振り返る、など環境変化の初期知覚として有用である。 ロボットに搭載したマイクロホンアレイを用いた、実環境中の様々な音を聞き分ける技術について述べる。

事前参加登録

登録者数が定員に達したため新規受付を終了いたしました。 ご登録ありがとうございました。

登録内容や当日参加に関するご質問はdh-sympo2013-ml@aist.go.jpまでお願い致します。

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