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研究内容

人を見守るデジタルヒューマン

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任務とポリシー

■私たち人間は,日常生活を営む上で,様々な行動をとっています. 量子論や宇宙論といった自然科学分野には,大抵の現象をうまく説明し,再現できるような「標準モデル」が存在していますが,日常行動の標準モデルと呼びうるようなものは未だ存在していません. こうした日常行動のモデルを作るためには,現象を記述するためのセンシング技術と,行動の定量化に基づいて理論を構築するためのモデリング技術が不可欠です.

近年,ユビキタスセンサ技術を用いた全空間的物理現象センシング技術,インターネット技術を用いた全世界的社会現象センシング技術,また,これらのセンシング技術によって得られた大規模なデータに基づいたモデリング技術が利用可能になっており,我々の日常行動を科学や工学の対象として扱う基盤技術が徐々に整いつつあります.

■本研究では,人間が普段行なっている日常行動のモデルの研究を3つのステップで進めることで,人を見守る技術へ応用します. 第一のステップとして,ユビキタス型センシング技術と,インターネットを利用したセンシング技術とを,日常行動の定量化技術に応用します. これまでに,cmオーダの精度で行動計測できる超音波式位置計測システムを開発してきました. さらに,この開発システムを利用することで,例えば,9ヶ月~2歳の乳幼児の場合,40cm程度の距離にある対象物に対して最も興味を持ちやすいといった知見を蓄積してきました.

■第二のステップとして,収集された日常行動データを再利用可能な知見としてモデル化し,さらに,これらの要素モデルを包括的な人間行動モデルとして統合したデジタルヒューマンを作成します. これまでに,不確定な現象をモデル化することが可能な確率推論技術を開発してきました. さらに,この技術を応用することで,ハイハイができる9ヶ月から,走り回れる2歳程度の子どもの行動を再現できる仮想人間を作成してきました.

■第三のステップとして,本研究によって得られた日常行動の特性データに基づいたエビデンスベーストなサービスを企画し,社会に提供する研究を行ないます. これまでに,老人ホームにおいて入所者の生活把握を支援するサービスや,近い将来起こりそうな乳幼児の事故を保護者にタイムリーに知らせるためのWebコンテンツを開発してきました.

■このように,本研究では,日常行動のセンシング技術,日常行動のモデリング技術,そして,これらに基づくことで可能となるエビデンスベースドなサービス技術を一つのループとしてつなげる研究を行なっています.

研究内容イメージ

News

Ongoing Projects

人を見守るデジタルヒューマンの成果概要

人間行動センシング技術に関する成果

ウェラブルセンサを用いた日常行動・認知センシング

ウェラブルセンサを用いた日常行動・認知センシング

インターネット型センサを用いた日常行動センシングと解析

インターネット型センサを用いた日常行動センシングと解析

人間行動のモデル化技術および計算論構築に関する成果

人間サービス技術に関する成果

子どもの事故予防のための保護者教育支援Webコンテンツ

子どもの事故予防のための保護者教育支援Webコンテンツ

((株)ベネッセコーポレーションと共同制作)

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