シンポジウム
『生活機能向上に資する支援機器の開発・研究にむけて』

主催: (財)日本障害者リハビリテーション協会
協賛: 日本ロボット学会「生活機能構成学に関する研究専門委員会」



シンポジウムの趣旨:
  障害のある人の生活・人生向上のための働きかけの再構築の必要性が論じられています。その際、支援機器が大きな力を発揮できるためには、その開発・研究のあり方について、「一人ひとりの『生活機能』を向上する」という観点から検討することが大事だと思います。
  この背景としては、「人のニーズの見方の技術」であるICF(国際生活機能分類)の活用への期待があります。一方支援機器開発には、これからにむけての課題整理の必要性があり、またロボット工学、情報工学、サービス工学などが重要な分野となってきていることを考慮しなければなりません。
  本シンポジウムは、「人の見方の技術」の研究者と、機器に関する研究者の両者からの講演を通じて、この問題を皆様とご一緒に掘り下げる機会にしたいと思います。

日時: 2010年3月2日(火)13:00 - 17:00
場所: 東京ガーデンパレス(東京都文京区湯島1-7-5)
     【部屋名】高千穂(2階)
対象者: 医療、介護、各種リハビリテーション分野(医学、教育、職業、その他)、行政、
       工学分野の研究者・実務家、学生、障害当事者、一般社会人
問い合わせ先: 
       1.国立長寿医療センター 研究所 生活機能賦活研究部
         〒474-8522 愛知県大府市森岡町源吾36-3
         TEL 0562-44-5651(内線 5614、5613)

       2.産業技術総合研究所 デジタルヒューマン研究センター
         info@cipec.jp
事前登録: 無料・事前申し込みが必要です。

        Webでの事前参加登録:
           コチラからお願い致します。

        FAXでの事前参加登録:
           参加登録用紙(Word形式PDF形式)をダウンロードし、必要事項をご記入頂き、
           FAX 0562-44-9163までお送り下さい。
プログラム:
司会:西田佳史(産業技術総合研究所デジタルヒューマン研究センター 主任研究員)
13:00~13:10挨拶
上田 敏(日本障害者リハビリテーション協会 顧問)
13:10~13:40支援機器開発における臨床研究デザイン
山内繁(早稲田大学大学院人間科学研究科 特任教授)
13:40~14:10生活支援システム実用化のための研究開発体制
藤江正克(早稲田大学大学院創造理工学研究科 教授)
14:10~14:40人間の行動を観察・蓄積する技術
佐藤知正(東京大学大学院情報理工系研究科 教授)
14:40~15:30人の見方の技術:「生活機能」とは;WHO・ICFの活用
大川弥生(国立長寿医療センター研究所生活機能賦活研究部 部長)
15:30~15:50休憩(20分)
15:50~16:15人間の活動理解に基づくサービスロボット構成 ―その現状と課題―
松本吉央(産業技術総合研究所サービスロボティクス研究グループ長)
16:15~17:00全体討論(45分)


附:日本ロボット学会「生活機能構成学に関する研究専門委員会」から
  ロボット技術の成熟や日常生活支援システムへのニーズの高まりを背景に、数多くの支援機器開発が行われています。しかし、支援機器を必要としている個人のニーズを的確に把握する技術が欠如していたり、開発された支援機器の効果を臨床研究として評価する体制や方法が確立されていないなど、支援機器の開発プロセスは未成熟なままです。
  このような現状を踏まえ、日本ロボット学会では、「生活機能構成学に関する研究専門委員会」を昨年9月に発足しました。この研究専門委員会の目的は、人の生活の全体像を、心身機能・構造、生活活動機能、そして社会参加機能の側面から捉え、生活機能の構造を明らかにする研究、社会システムや知能メカトロニクス(IRT)コンポーネントを用いて生活機能を再構成可能にする工学の研究、さらに、どのような生活機能デザインが望ましいかという規範や考え方の整理を通じて、人間中心化技術に基づく生活支援システム開発の方法論やあり方を明らかにすること、また、それらを明らかにするための研究課題を整理することにあります。
  このような観点から本シンポジウムに協賛するしだいです。研究者の方だけでなく、現場の方々、支援機器開発に関わるメーカーの方々、行政の方々など、幅広い方にご参加頂き、様々な立場から、皆様のご意見を交換しあえる場になれば幸いです。