AIST/HQL人体寸法・形状データベース2003
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AIST/HQL人体寸法・形状データベース2003

はじめに

 本データベースは産業技術総合研究所デジタルヒューマン研究センターにて実施した人体寸法・形状計測の結果得られた、97名分のデータです。
 近年3次元形状計測がさかんに行われるようになりましたが、その主目的は形状データから寸法を計算することにあり、形状データそのものが利用されることはあまりありません。その理由が、データが取得しにくいことにあるのか、データ処理に定まった方法がないためか、そもそも3次元形状データを利用する必然性がないためか、それ以外の理由があるのか、わかっていません。デジタルヒューマン工学研究センターでは、人体形状データの利用が進まないのは寸法のように統計解析ができないためだと考え、人体形状データをモデル化する技術モデル化されたデータを統計処理する技術を開発してきました。本データの公開は、3次元人体形状データの利用促進のためには、このほかに何が必要なのかを調査することが目的です。

更新

2016.09.01:ウェブサイト表示をリニューアルいたしました。

【お知らせ】
2017年5月30日の改正個人情報保護法の施行に伴い
産総研内で個人情報の取扱いに関するポリシーが策定されるまで
データの公開(ダウンロード)を一時中止しております。
誠に申し訳ありませんが、ポリシーの策定まで今しばらくお待ちください。

調査の概要

 本データベースにふくまれる人体形状データは、すべて2003年にデジタルヒューマン研究センター(江東区青海)において計測しました。ランドマーク位置の決定は、すべて同一の熟練者(デジタルヒューマン研究センター所属)が行いました。人体寸法計測は、マーク付けの担当者と、1名の熟練者(人間生活工学研究センター所属)が行いました。実験計画は計測実施前に産業技術総合研究所第六事業所の人間工学実験倫理委員会による審査を受け、認可されています。
 計測の目的は、平成14~16年度経済産業省委託事業の一環として、マーカシールの自動検出・自動ラベリング(ランドマークに名称を与えること)、自動採寸、正規化人体モデリング、人体3次元形状の統計処理に関する技術開発のための基礎データを取得することです。このデータを用いて、事業に参加した形状スキャナメーカ2社が独自開発した自動採寸ソフトウェアの評価を行いました。
 今回公開する全身形状データは、浜松ホトニクス社の全身形状スキャナで計測しました。ランドマーク座標値は、上記事業で同社が改良したマーカシール位置自動検出、自動ラベリングソフトにより座標値を取得しました。また、体幹部相同モデルは同社が上記事業で開発し、その後デジタルヒューマン研究センターの発注により定義に変更を加えたソフトを用いて作成しました。

(1)被験者

被験者は20~30歳の男性49名、20~35歳の女性48名、合計97名。

性別人数生年中央値(Min.-Max.)年齢平均値(Min.-Max.)
491978 (1973-1983)24.6 (20.3-30.5)
481974 (1968-1980)27.5 (21.2-35.5)

(2)形態特性データ

本データベースは、各個体について以下の属性、形態特性、および形態特性に関する情報を含みます。

  1. 属性:計測年月日、生年、年齢、性別
  2. 人体寸法:伝統的な方法(いわゆる「マルチン式」計測)で計測した 人体寸法。男性87項目、女性91項目
  3. ランドマーク座標値:21個のランドマークの三次元座標値
  4. ポリゴンデータ(テクスチャなし):個人が特定できないように、顔面部に平滑化処理が施してあります。
  5. 体幹部相同モデル

調査の詳細 - 目次

データの入手

【お知らせ】
2017年5月30日の改正個人情報保護法の施行に伴い
産総研内で個人情報の取扱いに関するポリシーが策定されるまで
データの公開(ダウンロード)を一時中止しております。
誠に申し訳ありませんが、ポリシーの策定まで今しばらくお待ちください。

 本ウェブサイトから、異常データ削除後の寸法データ、点群データ、ランドマーク座標値データ、体幹部相同モデルデータを無償で入手することができます。

 本データベースの特徴は、同一被験者について人体寸法、体表面形状、ランドマーク座標値、体幹部相同モデルの4種類のデータが入手可能なことです。現在、形状データは主として人体寸法を算出するために使われていますが、多くの形状計測装置で得られた寸法は、伝統的な方法で計測した人体寸法と、たとえ定義が同じでも系統的に値が異なっています。このため、形状計測装置から取得された人体寸法を用いて人体寸法データベースを構築するための手続きを定めたISO 20685:2005 3-D scanning methodologies for internationally compatible anthropometric databasesでは、形状スキャナを用いて人体寸法データベースを作る時は、形状スキャナで取得した人体寸法が伝統的な手法で計測した人体寸法と一致することを実験的に確認するよう定めています。本データベースが提供するデータでも、多くの項目で人間が手で測った値と形状スキャナで取得した値が一致しないことを確認することができるでしょう。

 人体形状は、人体寸法以外の情報をたくさんもっています。人体寸法を算出するだけでなく、人体形状に適合する製品の設計にこれらの情報をもっと利用するためには、一体何が不足しているのでしょうか?本データベース公開の目的は、人体3次元形状データの利用促進を測るためには何が不足しているかを、アンケートを通じて調べることです。

 本ウェブページからダウンロードすることのできるデータは以下の通りです。